ソーシャルメディア利用のガイドライン

このガイドラインは、ソーシャルメディアを利用する上で注意すべきことを理解し、学生が問題を起こしたり、トラブルに巻き込まれたりしないよう作成したものです。

ソーシャルメディアとは

ソーシャルメディアとは、ブログ、SNS、動画共有サイトなど、利用者が情報を発信し、形成していくメディアを指します。
ソーシャルメディアは、利便性もあり、とても魅力的なコミュニケーション手段となり、我々の生活にも浸透しつつあります。
しかし、魅力的な反面、取り扱いを誤ると予期せぬ問題や、事件に巻き込まれてしまう可能性もあります。

ソーシャルメディアを利用する上で知っておかなければならない6カ条

ソーシャルメディアの特性を知るための「3カ条」

1.ネットにあがった情報は、削除や取り消しがほとんど効かず、世界中に広まる。

友達との"内輪"で投稿していても一度ネット上にあがった情報は、その後どう転用・悪用されるかわかりません。一度コピーが取られれば、情報の削除や発言の取り消しができなくなります。ネット上に残っても一生後悔しない内容か、十分に考えてください。

2.ネット上には、誤った情報・人をだます情報が流れることもある。

ネット上に流れる情報は必ずしも正しくありません。大学からの伝達事項などを友人から確認して「伝言ゲーム」になってしまうこともしばしばあります。うわさや間違った情報に振り回されないよう、自分の目・耳で確認することが重要です。

3.ネットに情報を投稿するときには、実名でも匿名でもリスクを伴う。

ネットのサービスの中には、実名で登録することを勧められているものもあります。しかし、実名で登録・情報発信することには危険が伴います。不必要な実名登録や実名での情報発信は避けることが無難です。どうしても実名登録が必要な場合は、適切な公開範囲の設定をしましょう。
匿名での登録であっても、発言内容をたどることでどこの誰が発言したものか特定することは、一般の人でもできます。

ソーシャルメディアをトラブルなく活用するための「3カ条」

4.ネット上でも社会のルールは守らなければならない。

肖像権やプライバシーの侵害には敏感になりましょう。他人の写真や情報を無断で掲載することで、その人が犯罪に巻き込まれる原因につながることがあります。
行事での集合写真や観光地での記念写真
無関係な人が写っていませんか?実習先・インターンシップ先での写真屋情報
個人情報や顧客情報などを載せることは厳禁です。

友人同士で写真や情報を共有する場合には、公開範囲に細心の注意を払いましょう。公開範囲を「全体に公開」「友人の友人まで公開」のようにすると、直接面識のない他人にまで情報を公開することになります。

スマートフォンで撮影した写真には位置情報(GPS座標)が入ることがあります。普段何気なく投稿している写真から、生活範囲や自宅などが特定されてしまいます。

誹謗中傷は反社会的行為です。また、誹謗中傷でなくても、特定の人物や団体・企業の固有名詞をあげて投稿することは避けましょう。特に、友人や他学の学生、アルバイト先や就職先など、利害関係がある場合はなおさらです。

5.ネットでの発信内容は、実名・匿名関係なく発信した人に責任があります。

ネット上で誰かに対し、社会的ルールに反することをしてしまった場合、その行為を取り消すことは非常に困難です。
相手側の被害が大きく膨らみます。そのため、トラブルが発生し、訴訟を起こされ賠償金を求められた場合、それは高額になる傾向があります。

6.ネット上での不用意な発信は、自分だけではなく家族や友人までも不幸にすることがある。

ネットの利用者には、面白半分や悪意で、個人情報を特定しようとする人たちもいます。さらに、過去の発信履歴などをもとに人間関係をあばこうとします。
トラブルが発生した場合、自分だけなら自業自得かもしれません。家族や友人を巻き込んだ大きなトラブルにつながることもあります。内容をたどることでどこの誰が発言したものか特定することは、一般の人でもできます。

トラブルにあってしまったら

ソーシャルメディアやインターネット上においてトラブルにあってしまったら、まずは学生支援課まで連絡してください。(プライバシーは大学の責任で守ります)